世界に誇るべき日本の民族衣裳「きもの」を、日本人は生活の中で、
楽しく着こなしてほしいと思います。
きものはその人に合った着付けをしてこそ楽しく着こなせ、
またその人の魅力をより引き立たせくれます。
きものは、日本文化の源としての位置をしめており、
同時に、伝統文化としても、高度の芸術性を持っております。
私は、古典着装に心をひかれ、この道に入り、40年余を迎えました。
振り返ってみますと、きものを通し多くの人と出会い、
皆様のおかげでこれまで続けられてまいりましたことを、心から感謝いたします。
日本独自の「装いの文化」を、さらに次の時代に引き継がれるよう、
微力ながらその橋渡しとして、古き良き、伝統を大切に守り続けて生きたい思います。 |